今日のこと

今日久しぶりに大学の近くまで行ってきた。
友達が個展をやってたから、久しぶりに会えるのが楽しみで彼女の作品を見るのが楽しみで。
お土産なんか買ったりして見に行ってきた。

4年間は通った通学路は、あまりにも懐かしかった。
毎年この時期になるといい香りがするジャスミンが咲いてる通学路、今年もジャスミンが咲いてた。
ふんわり甘い香りを吸って、歩いた通学路は当然ながら大学生の子達が歩いてて。
何が楽しいのか笑ってるし、元気だし、何より何でもできそうなピカピカのオーラを纏ってた。

何よりカフェで個展を開いた友達もピカピカしてた
職場の人も個展に招いてて、職場の人からもらったお花を飾ってて、作品は繊細で綺麗で優しくて。
友人の性格的に、ここで作品について書かれるのは嫌かもしれないから語れないけど。
とても彼女の人間性が出てる、心安らぐような作品ばかりだった。
でも、その作品については職場の人に説明する彼女の声でしか聞けなかった。

今、社会人として働く友人。
当たり前だけど、大学時代の友人は過去の存在でしかなくて。
私は、彼女の過去の人になってしまったんだなあって気持ちがひしひし湧いて出て。
でも作品だけは、大学時代の彼女のままで。
何だか、そのことが悲しくてろくに話もできずにバイバイした。
作品についてちゃんと感想が言えなくてごめんね。
作品、どれも素敵だった。

結婚はしないし、30歳になるまでに死ぬって語ってた彼女はもういないんだって言うのは左手の薬指で分かった。
幸せになって、お婆ちゃんになるまで元気にやってほしい。この先何十年も作品は作り続けてほしい。

そんな気持ちで帰り道はまたジャスミンの香りを胸いっぱいに吸って。
何だか喪失感にトドメを刺された土曜日でした。ちゃんちゃん。